【大会結果】品川CCワイルドキャッツ、世界の強豪ひしめく3人制バスケ国際大会で初のベスト8!日本人選手4人で過去最高位を獲得 – FIBA3x3ムグンファチャレンジャー

スピードとアウトサイドシュート、組織だった守備でサイズの差を克服。日本を代表する3人制バスケチーム 宇都宮ブレックスエグゼをくだし、初の決勝トーナメント出場を決める。

10月12-13日に韓国で開催された3人制バスケの国際大会『FIBA3x3ムグンファチャレンジャー』で、国際大会での過去最高位の6位、ベスト8となりました。

このムグンファチャレンジャーは、FIBA3x3ワールドツアーの主要イベントである「マスターズ」に出場するための大会で、出場チームはワールドツアーのランキング上位を争う強豪ばかりです。チームの最高身長が190cm、最低身長が167cmの品川CCワイルドキャッツは、他チームに比べて圧倒的にサイズが小さいチームでした。どのチームにも2m級の選手が当たり前にいるチャレンジャーの舞台でどのようなパフォーマンスがされるか注目されていました。

宇都宮ブレックスエグゼから劇的な勝利

品川CCワイルドキャッツはサイズが小さいながらも大きな選手を置き去りにするスピードと、高精度のアウトサイドシュート、そして組織だったディフェンスで戦いました。本予選へ出場するための予備予選ではYesan Hanwool(韓国)、Nantou(チャイニーズタイペイ)に難なく勝利し、本予選への出場権を獲得しました。

迎えた本予選ではムグンファチャレンジャーの第4シードである宇都宮ブレックスエグゼとの対戦となりました。これまで何度も苦杯を喫してきた相手でしたが、この試合はアウトサイドシュートとスピードのあるオフェンスで先行し試合を優位に進めました。2m級の選手が2人いる宇都宮ブレックスはスピードに対応できずファウルが重なり、品川CCワイルドキャッツはフリースローを沈めて点差を広げます。しかし地力に勝る宇都宮ブレックスエグゼも高さと強さで追い上げ、20-20の同点となります。どちらかが決めればKO(3×3は21点でKO)という状況で、出羽崚一選手がミドルシュートを決めてKO勝利。劇的なチャレンジャー本予選での初勝利をあげました。

NY HarlemやLausanneなどの世界ランキング上位チームとも善戦

劇的な勝利で勢いづく品川CCワイルドキャッツは、本予選2試合目のNY Harlem(アメリカ)との試合も前半はリードします。しかし高さと能力を兼ね備える相手に簡単なシュートを決めさせてもらえず、追いつかれてしまいます。それでもアウトサイドシュートを決めて粘りますが、最後はNY HarlemのDominique Jones選手に2ポイントシュートを決められて敗戦となりました。この結果、1勝1敗で予選グループ2位となり、初の決勝トーナメント進出を決めました。

決勝トーナメントでは、今大会の第2シードである世界ランキング9位のLausanne(スイス)との試合となりました。変幻自在のオフェンスを展開するMalik Hluchoweckyj選手を警戒して試合に臨みますが、高確率にシュートを決められてしまい相手にリードされます。それでも伊藤尚人選手、出羽崚一選手のアウトサイドシュートが連続して決まり13-14と粘ります。番狂せを起こそうと最後まで戦いますが、サイズの差を埋めようとしたディフェンスがファウルとなってしまいフリースローで加点され引き離されてしまいます。最後はMalik Hluchoweckyj選手に2ポイントシュートを決められKO負けとなりました。

この結果、決勝トーナメントでベスト8敗退となったものの、大会で獲得した総得点により全体6位となりました。日本人4人でチャレンジャーの決勝トーナメントに進出した品川CCワイルドキャッツは大会で大きなインパクトを残しました。チームは10月27日(日)にアイルしながわ(天王洲アイル)で開催される3XSホームゲームに向けて次の準備を進めます。

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