
【大会結果】品川CCワイルドキャッツエグゼ 3×3.EXE PREMIER 2025 Round.7は延長にもつれこむも…
3x3.EXE PREMIER 2025 Round.7 試合レポート
大会統括:トッケイセキュリティ平塚総合体育館での激闘
2025年8月16日、レギュラーシーズンはいよいよ最終盤のRound.7。
神奈川県平塚市のトッケイセキュリティ平塚総合体育館は、ホームチームであるSHONAN SEASIDE.EXEへの大歓声と、プレーオフ進出を懸けた各チームの執念が渦巻く、極限の熱狂に包まれていた。
リーグ16位(370ポイント)に沈んでいたSHINAGAWA CC WILDCATS.EXEにとって、この平塚大会はプレーオフ進出圏内である15位(境界線:385ポイント)への浮上を狙う絶好の、そしてラストチャンスに近い正念場だ。
「迅速な判断と圧倒的な機動力」をチームアイデンティティとする品川が、他チームの誇る物理的な「高さ」という壁をいかに攻略するか。
戦略的インテリジェンスが試される過酷な予選グループ戦の幕が上がる。
ゲームレポート:予選グループB 激闘の軌跡
第1試合:vs TRYHOOP OKAYAMA.EXE
最終スコア:SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE 18 – 20 TRYHOOP OKAYAMA.EXE (延長戦)
3×3の12秒という極限のショットクロックが刻まれる中、序盤は両者一歩も引かないロースコアな重い展開が続いた。
品川は#48 竹田 寛人がインサイドで粘り強く圧力をかけ、着実にスコアを重ねてチームを牽引。
中盤以降、試合は1点を争うノンストップの攻防へと加速した。
勝負は210cmのオコエ・ピーター・ジュニア、200cmのマイケル・モーリス・フィリプスという岡山の「ツインタワー」に対し、品川がいかにスピードで穴を開けるかにあった。
品川は、富山県の中学校で八村塁や馬場雄大と共にプレーした経歴を持つ#2 伊藤 尚人の卓越したゲームメイクと、外角からの果敢な2ポイントシュートで応戦。
残り0.6秒、劇的な同点劇で延長戦へと引きずり込んだ。
結果として、今ラウンドの優勝を飾るTRYHOOP OKAYAMA.EXE(MVP:向井 祐介)を、あと一歩――まさに「2ポイント1本分」の距離まで追い詰めた事実は、品川が強豪を飲み込むポテンシャルを秘めていることを証明した。
第2試合:vs SANJO BEATERS.EXE
最終スコア:SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE 21 – 7 SANJO BEATERS.EXE (ノックアウト勝利)
第1試合の惜敗からわずかなインターバル。品川は精神的な切り替えを完璧に果たし、序盤から「野性味」溢れる攻撃で三条を圧倒した。
特筆すべきは、相手をわずか7点に封じ込めたディフェンスの強度だ。
高いインテンシティを維持し、パスカットから瞬時にノックアウトへと繋げる理想的な展開。
21点先取での劇的な勝利は、1試合目の悔しさをエナジーへと変換したチームの成熟度を物語っていた。
ラウンド最終結果:5位入賞と勝負の分かれ目
今ラウンドの最終成績は1勝1敗、第5位。
数字だけを見れば予選グループ敗退だが、その中身は濃い。
品川を延長戦で下したTRYHOOP OKAYAMA.EXEがRound.7の王者に輝いた事実は、品川が「事実上の決勝戦」級の激闘を予選で演じていたことを示している。
プレーオフ進出ライン(385ポイント)を射程圏内に捉える60ポイントを獲得し、シーズン最終盤に向けた希望を繋いだ。
強豪を土俵際まで追い詰める勝負強さと、格下を完封する圧倒的な力の差。この両輪が噛み合った時、品川の進撃は誰にも止められない。
選手別パフォーマンス:貢献度
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背番号 |
氏名 (NAME) |
身長(cm) |
Round.7における役割・特徴 |
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#1 |
米田 祐翔 (YUTO MAITA) |
180 |
★U24枠。次世代のスター候補らしいエネルギッシュなリバウンド争いで、セカンドチャンスを創出。 |
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#2 |
伊藤 尚人 (NAOTO ITO) |
167 |
チームの心臓。167cmの体躯を補って余りあるスピードとバランサー能力で、相手の巨漢たちを翻弄。 |
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#48 |
竹田 寛人 (HIROTO TAKEDA) |
190 |
フィジカルの柱。ゴール下での「じりじり」とした圧力とフリースローの正確性で、岡山の高さに真っ向勝負。 |
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#5 |
成瀬 新司 (SHINJI NARUSE) |
188 |
ベテランの重鎮。1989年生まれの経験値が光る守備に加え、強烈なブロックショットで相手の戦意を削いだ。 |
次節への展望:FLAT HACHINOHE(Round.8)に向けて
Round.7で見せた「優勝チームを絶壁まで追い込む勝負強さ」は、品川にとって最大の収穫であり、次なる飛躍へのトリガーだ。
課題は、あの延長戦の極限状態で「勝ち切る1本」を沈める精度。
次節Round.8の舞台は青森県、FLAT HACHINOHE。
屋外(FLAT SPACE)での開催が予定されており、28度を超える気温と風という自然環境との戦いも加わる。
しかし、平塚で見せた迅速な判断力と強固なディフェンス、そしてファンの熱量に応えるパフォーマンスがあれば、プレーオフ進出圏内への返り咲きは確実なロードマップの上にある。
WILDCATSの牙は研ぎ澄まされた。
八戸の地で再び「ノックアウトの嵐」を巻き起こし、大阪でのプレーオフへと突き進む品川の姿に、大いなる期待を寄せたい。
