選手インタビュー ~福田友也 編~

はじめに

こんにちは!

広報スタッフのえりなです。

品川が目指している「仕事もサッカーも全力」を体現している選手の第一回目インタビューとして、2020シーズン新加入の福田友也選手にインタビューさせて頂きました。

昨年Jリーグでキャプテンも務め、ほぼ全試合フル出場と活躍したプロサッカー選手からビジネスマンへと転身をした今の心境や、現役時代に具体的に「次」に向けて行動したこと、現役選手へのメッセージなどいろいろな思いを話してくれました。

 

早速ですが今、充実した生活を送れていますか?

自分がサッカーをやめる前に思い描いていたより、充実した生活を送れています!

品川CCに入団を決めた経緯、またどこに惹かれたかを教えてください。

まず12月に所属していたクラブの契約満了の通知を受けて、次どうするか考えた時に、地方でチームを探してプレーするという選択肢はありませんでした。

東京でビジネスマンとして生活していきたいと思い、仕事を探し始める中で、品川CC GMの吉田さんと出会い、「品川CC」の存在を知りました。

「仕事を優先して、その中でサッカーができる環境」を探しており、チームの考えや練習参加でチームの現状を見て、自分が求めていることや生活にマッチするなと思い入団を決めました。

またサッカーももちろん全力でやってほしいが、まずは人としてビジネスマンとしてしっかりとやってほしいという吉田さんの言葉が自分の進路を決めるうえで大事にしていることとマッチしたので入団を決めました!

現役時代感じていたことを教えて下さい。

サッカー選手はビジネス社会とかけ離れていると感じていました。

プロサッカー選手は周りの環境が恵まれているが故に自分が常に一番という勘違いがおきて、それが積み重なることによって天狗になってしまう人もいると思っていました。

僕はプレーしている中で、自分のサッカー選手としての実力、立場も年齢を重ねるうちに認識していたし、サッカーで一生生活することはできないということもわかっていました。

具体的に契約満了までにやったことはありますか?

僕は契約満了後、サッカーをやめ、別の生活に切り替えると決めていたので、実際に契約が切れる時期から逆算してなにをしなきゃいけないのか、どういうアクションを起こすべきなのかを現役中に考えて取り組みました。

例えば、Jリーガーという看板をつかってなかなか普段会えない人を紹介してもらい実際に会って、話を聞くことをたくさんして、今後のキャリアについて考えはじめました。

昔からサッカー選手にもなりたかったが、スーツを着て東京でばりばり働くビジネスマンになりたいという夢もあったので、サッカー選手をやめ、社会にでると決めた時、変なプライドもなく受け入れられました。

 

社会に出る上でいい経験となったのは、盛岡の契約が切れる最後の一年、グルージャ盛岡がパソナと業務契約したこともあり、パソナの契約社員として営業、同行支援などさせてもらいました。
週に1,2回、練習後の数時間ではあったがその経験が現職にも生きていると思っています。

その経験から、社会の厳しさを感じましたし、同時にJリーガーが恵まれているということも気づけたのでよかったです。

実際今の会社にはいってもパソコンなどはまだまだ勉強中ですが、パソナでの経験のおかげで0ベースから現職をスタートするよりかは抵抗なく受け入れられました。

ちなみに一番感じた社会とのギャップは、ビジネスマナーです(笑)

今、現役Jリーガーへ伝えたいことはありますか?

サッカーで一生生活していける人は一握りだから、もちろんサッカーは全力でやってほしいし、サッカーのことを沢山考えてほしいけど、サッカー選手は自由な時間が多いからこそ一日一時間、自分の将来とかについて考える時間に使ったり、休みの日の使い方を考えると自分の可能性や幅がより広がるのだと思います。

自分もサッカー選手時代は「時間」はたくさんありました。

その「時間」をどう使うかを考えたときに僕は自分の将来や、キャリアについて考える時間に使いました。

プロ時代からやってきて今ビジネスに生きていることはありますか?

プロ選手とは限らず、サッカーやってきた人、スポーツやってきた人は、ビジネスのPDCAサイクルが自然と回せている人が多いと思います。

サッカーでのPDCA:試合⇒結果⇒次の試合に向けて計画を立てる⇒実行という形で短いスパンであれば1週間、中長期的にもそれを回すというサイクルで自然と生活していたので、ビジネスに置き換えても変わらないなと感じています。

強靭なメンタルはどこでついたと思いますか?

会社にはいって思ったのが、メンタルの部分で、自分は気にしないことでも、意外とそんなこと気にするのだ。と思うことも正直ありました(笑)

僕は大学でメンタルを鍛えられたと思っています。

上下関係が厳しかった中で、自分の色をどうだすかなど考えて取り組んでいました。

グルージャ盛岡でキャプテンという立場を経験したことで俯瞰してチームをみるようになり、それまではチームの中ではキツいことを言うタイプであったが、その人にあった声かけや、タイミングをみて発言するようになりました。

自分の良さが消えてしまうのではないかと葛藤する時もありましたが、相手を考えて発言するというのはビジネスにも通ずることだなと感じています。

品川でサッカーを続けることが人生においてどんな価値になっていますか?

自分の生活の中に「品川CC」というコミュニティがあることがまず大きな存在となっています。
サッカーは小さいころからやってきて好きですし、この年齢までサッカーを続けられる環境と仲間がいることは本当に嬉しく思います。

また仕事でなにかあっても夜品川でサッカーができるので、そこでリフレッシュすることもできるし、仕事とは異なるコミュニティに属することで、いい刺激にもなっています!

ビジネスマンとしてどんなキャリアを積んでいきたいか、またどんなビジネスマンになりたいですか?

求められたことを、求められたこと以上にこなせて、先読みして動ける人になる必要があると感じています。

与えられたことだけをやるのではなく、時間はかかるだろうけど挑戦していきたいと思っています。

現職での実績が初月300%達成することができましたが、ずっとは続かないし、どこかで苦しむことも必要だと思っているので、その時にどう考えて動けるか、何かできるかが大切だと思うのですべてポジティブにとらえて、まず3年間は修行ととらえ、求められた以上の結果をだしたいと思っています。

僕は性格的にも、どの環境でもそこに楽しさを見出してどうせやるなら楽しむタイプなので、壁にぶつかったときも「悩む」ではなく、どうしたらうまくいくか、うまく進むように「考えて」行動していきたいです。

悩んでいても結局、どうせやるのだから、だったら悩んでいる時間がもったいないので、「考えて」行動します。

例えば、サッカーでなにか失敗したとしても、他のことでは取り返せないと思っています。
サッカーでの失敗はサッカーでしか取り返せないと思っていますし、仕事も恋愛も同様だと思います。

品川CCでどんなことを発信していきたいですか?

サッカーの部分では、プロでの経験等をチームのみんなへ伝えていく立場にあると思っています。

これから僕の経験をチームへ積極的に還元していきたいと思っています。
逆にビジネスマンとしては、チームの選手、スタッフの方が先輩なので年齢問わず、吸収して学んでいきたいと思っています。

 

サッカーはやる以上、真剣にやりたいと思っています!

福田友也として今後どんなことを発信していきたいですか?

サッカー選手としてやってきたこと、+A ビジネスマンの部分を組み合わせて発信していきたいです。

年を重ねるごとに何かを発信していきたいと強く思うようになりました。

僕はサッカー選手としてのキャリアや実績は弱いので、今身につけているビジネスマンとしての経験をプラスアルファで組合せて発信していきたいです。

プロフィール

福田友也
生年月日:1992/9/10
出身地:埼玉県
経歴:皆野サッカー少年団‐コルージャー正智深谷高校‐国士舘大学-町田ゼルビア-グルージャ盛岡/いわてグルージャ盛岡
出場歴:J3リーグ 98試合/5得点
天皇杯:4試合/0得点

 


今後の福田選手のサッカー選手、ビジネスマンの両面での活躍を期待しています!

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