【インタビュー】加藤監督~2021シーズンに懸ける想い~
はじめに
こんにちは。広報部です。
明日、ついに開幕戦を迎える品川CCセカンド。
そのセカンドを率いる加藤監督にインタビューをしました。
どんな想いで開幕まで準備してきたのか、
またどのように今シーズンを戦うのか、全ての人に読んで頂きたいです!
社会人チームの監督への拘り
ーいよいよ開幕を迎えるセカンドですが、まずは今シーズン、監督に就任したきっかけを教えてください。
もともと品川に入った理由が大人の監督をやりたいという目標があったからかな。
昨シーズン、一雄さん(飯島一雄ヘッドコーチ)と一緒にセカンドをみていて、一雄さんから来年はセカンド監督をやれるとしたら瑠伍がやってほしいなと冗談ぽくいってくれたんだ(笑)自分の中では、そういった可能性もあること意識し始めた。
そんなことがあって昨シーズンはセカンドチームのコーチしながらも、監督としての視点でもチームを見てきたんだよね。
シーズンが終わって来年どうするかの話になって、オーナーの吉田さんから来期についての希望を聞かれたときに、セカンドの監督をやらせてくださいと懇願した。
そして吉田さんが自分の気持ちを汲んでくれて、監督をすることになったよ。
ー瑠伍さんとお話ししていると、監督、特に「社会人チームでの監督」にこだわりがあるように思います。そこについて詳しく教えてください。
今も育成年代のコーチもやっているんだけど、子供を教えるというのは彼らの成長を促す指導が中心になるんだよ。勝ち負けだけではない世界だと思っている。
勝つことだけが正ではなく、他にもたくさん重要なことはあるんだ。
ただ大人はより結果を求める事ができる。
過去にアルゼンチンに選手としてもコーチとしても行った経験から、勝つことが好きだし、結果に燃えるタイプだからよりシビアな環境で指導したいと思っているのが社会人チームの監督にこだわる理由かな。
ー昨シーズンはコーチとして、セカンドを支えられたと思いますが、去年1年間を振り返ってみてどうでしたか?
すごく楽しかった!
一雄さんという存在が自分にとってはとても大きくて、日々学びのある毎日だったよ。
社会人のサッカーチームを指導する経験がなかったし、そこでコーチすることが純粋に楽しかった。
コーチをしながら監督する難しさも感じられたし、成長できた時間だったなと感じたね。
もちろん品川の特徴である社会性みたいなものも自分には新鮮で人としても考えさせられた。
来る今シーズンについて
ー今シーズン、ここまでの出来を教えてください。
シーズン始まってから、俺の中では「優勝しかない」と思っているし、それに値するチームつくりを目指している。
もちろん優勝することは簡単なことではないけれど、自分たちがそれに値するチームになることは自分たち次第だと思っている。
メンタル、戦術、テクニックの観点ではさらに伸ばしていく必要があるけれど、フィジカルは優勝に値するレベルまで仕上がって来ているね。確実に。
出来については自分なりにこういうことができて、これはできないみたいなところを整理してシーズンに入れた部分もあったから、想定していたより悪くはないかな。
やるべきことをやってきたからいまの自分たちがあると思っているから、ここまでのステップを継続して行いたいね。
ー2部優勝を目指す上で、どういうチームを作りたいですか?
「チームとして優勝に値するか」を基準にしてチームを作りたいなと考えている。
ー具体的に優勝に値するチームの基準とはなんでしょうか?
サッカー的な熟練度はもちろん必要だしこれと言い切れるものはないけれど、
今シーズン大事にしているマインドで言えば
仲間のために走り切る 次の行動を素早く行う
行動の部分は仕事や私生活にも現れる部分だと思っているから、選手に求めつづけてきているね。
そして、一番大事だと思っているのは「応援されるチームになること。」ここは自分自身も含めて意識しているね。
ー瑠伍さんの描く応援されるチーム、それはどんなチームですか?
周りのサポートや環境があって、サッカーができていることを一人ひとりが認識して、それを行動で表すことができる選手の集まりが応援されるチームだし、応援されるべきチームに値すると思う。
だから監督である自分は、一番意識して行動するようにしている。
仲間がいて自分がいる、この環境や支えてくれる人がいるからサッカーができていると感じてきている選手は増えてきていると思っている。
俺自身も選手に刺激を受けているよ。自分の存在は選手がいるから成り立っているわけでまずは彼らにすごく感謝している。だからこそ妥協せずに納得いくものを発信しようって思えるね。
キャプテンについて
ーところで、チーム内ではまだ若手の石川平馬選手をキャプテンに指名した理由と、期待することについて教えてください。
平馬は年齢的には若いし、同世代の選手も多い。そんな中でも品川CCの在籍年数が多いから、品川を知るという意味でもベストかなと。
期待している部分としては、もう一段階成長してほしいという想いがある。年上、年下の選手関係なくチームの方向性を伝える事ができる選手になってほしい。
平馬のことを信頼しているし、今シーズン一緒に戦っていけると思って選んだよ。
副キャプテンの伊藤啓佑選手、伊木拓也選手についてはどうですか?
啓佑は言わずもかな、という感じだけど、精神的な部分で支柱になる選手だと思っている。平馬のサポートや他の選手に対してもいい影響をもたらせる選手だからすごく期待している。
伊木はまじめな性格が好きなんだよね。俺のサッカーをするにあたって欠かせない。重要なピース。
サッカー面では周りから信頼されているから、自ら発信をしてチームに対して良い影響を与える事ができる選手になってほしいなと期待を込めて副キャプテンにしたよ。
熱さの秘密とは
ー普段からお話ししていくなかで、瑠伍さんのサッカーへの情熱の注ぎ方は半端ではないと思っています。その情熱の理由、そして何がりゅうごさんを突き動かしているのか教えてください。
目標かな、やっぱり。
アルゼンチン行ったときに思ったことでもあるんだけど、満員のスタジアムの中でプレーして、サポーターさん達を熱狂させたい。とプレーヤー時代思っていて。プレーヤーとしては達成できなかったけど、コーチや監督でその目標にたどり着きたいという目標が自分の中であるんだ。
満員のスタジアムで全力で戦って勝って、観客、サポーターにポジティブな感情をもってもらう、それを仕事にしたいという目標があるからだね。
ーここまで監督に就任して3ヶ月になりますが、監督の”楽しさ”を教えてください。
自分の行動采配が大きく左右する。楽しさを味わえるポジション。
チームが良くなければ自分の責任。責任が重ければ重いほどやってやろうという気持ちになる。
ープレーヤー時代もそういうタイプだったんですか?
そんなことなくて、プレッシャーに弱いタイプだったね。ただいまは不思議と楽しめている。
いまはコーチや監督として自信がついてきた部分もあるから、今のほうが楽しめている。
自身のキャリア、そしてクラブへの思い
ー将来の自身が描いているキャリア像はありますか?
30歳までに関東というカテゴリーで監督をしたいと思ってる。
ーなぜ30歳なんですか?
最終的に立ちたい舞台はあるけど、短いスパンでの目標としてだね。その先は特に描いていないんだ。今を一生懸命に取り組んでいこうと思っているよ。
30歳、きりのいい年齢でもあるからそれまでに関東リーグで監督をしたいね。
ーそんな目標へ向けて大事なシーズンになる今年。改めて思いを教えてください。
第一に自分の成長はチームの成長だし、チーム第一でありつつも自分も成長する。
そして、昇格目指して死ぬ気で戦う。
品川CCとして、チーム全体が応援されるチームになる。
自分たちが掲げている目標(関東昇格・一部昇格)に値するチーム
個人個人の姿勢、チームとしての姿勢、スタッフの姿勢がそこに値する人間であるかという基準で、目標に向かって行きたいと思っている。
サッカーとしての部分だけでなく、私生活、仕事においても応援される人間であることを目指す。
少しずつでもいいからそういった部分の成長と、品川CCをそういった組織にしていきたいね。
ー最後に品川CC、クラブへの思いを教えてください。
品川CCはビジネスとサッカーの両立が主軸にある中で、どの業界でも優秀な人間には共通項があると思う。ビジネスを頑張っているからこそサッカーに還元できる、またその逆もあることをサッカーを通して学んできた。
サッカーを通して選手を人として成長させたいし、どの業界にいても活躍できる人材にしていきたいと思っている。
品川CCを相互に刺激や学びがある集団にしていきたい。
ファン・サポーターへ向けて
ファン、サポーターの皆様 いつも応援ありがとうございます。
もともと自分の根底にあるものはサッカーというスポーツを通じて、様々な人に幸せを与えるというところにあります。
コロナの影響で今年も無観客試合となってしまい直接グラウンドで幸せを届けることはできませんが、我々のクラブ、サッカーを通して、少しでも幸せを届けていきたいと思っています!
引き続き応援よろしくお願いいたします!
プロフィール
生年月日:1994/12/28
サッカー歴:
神奈川県立横浜桜陽高等学校サッカー部
エスペランサSCユース
Sportivo Italiano U-20 (アルゼンチン)
エスペランサSCトップチーム
サッカーコーチ歴:
星月SC U-12
El Porvenir baby fútbol(アルゼンチン) U-12
Y.S.C.C. U-15
ジェフユナイテッド市原・千葉 エリートプログラム U-12
トレーナー歴:
東京スポーツレクリエーション専門学校アスレティックトレーナー養成科
ブルザイズ東京 学生トレーナー(アメリカンフットボール)
BOBITTO TOKYO FC U-15 学生トレーナー(サッカー)