【キャリアデザイン部】選手インタビュー~橋村祐太~

はじめに

こんにちは。

キャリアデザイン部です。

最近、選手の間でも少しずつキャリアデザイン部の存在が浸透してきたとのうわさを耳にし、ちょっとしたハッピーを感じています(笑)

今回は、品川CCの中でもいろんな意味で存在感を放つ橋村祐太(#16| 通称:ゆうた)選手です!

現職では、大手人材企業で営業課長を務める絶賛活躍中のビジネスマン。さらに、周りを気遣ったフレンドリーなコミュニケーションも一流。インタビュー中も、終始笑わせてくれました!

仕事とサッカーというフィールドで自分はどうありたいのか、どう貢献したいのか。「いま」の考えを言葉にしてくれました。ぜひ、ご一読下さい!

サッカーとの出合い

ー最近怪我からの復帰もありましたが、「いま」の充実度は何点ですか?

60点ですかね。仕事はいい感じで、怪我による手術で走ることさえ難しい状況からは脱却できたので。あと、プライベートでもいろいろありましたがいったん落ち着いたってこともあってのその点数ですね(笑)サッカーに完全復帰できたら限りなく100点に近づくと思います!

ーほんと復帰できてよかったですね!では、充実感へ大きな影響を与えているサッカーとの出合いについて教えて欲しいです。

小5で友人に誘われてボールを蹴った

幼いころからずっとしていたのは野球で、小5の時にたまたま友人に誘われてサッカーをしたっていうのが一番最初のきっかけですね。なので、僕はどちらかと言えばサッカーを始めた時期でいくと遅い方なんです。

 

ー小5まで野球に打ち込んでいたにも関わらず、サッカーに転向したのはなぜですか?

どうせやるならプロフェッショナルを目指したい

サッカーだけでなく仕事でも思っていることです。そんな僕に父が「プロになるなら(野球ではなく)サッカーしたら?」と言ったのが転向の大きなきっかけです。周りと比べて体も大きくないので、それを考えた上で父が言ってくれたんだと思います。

ーそうだったんですね。小5からのスタートだと当初周りと差が結構あったのでは…?

そうですね。だから、人よりも努力はしたかもしれないです。2つ下の弟と毎朝6:30から走ったり、サッカークリニックに載ってる練習はすべてやりました。結果、横浜FCのジュニアユースに入団できたので、努力の先にある達成感を味わえましたね。

サッカー全盛期

ーまずは、ジュニアユース・ユースの時代について教えてください。「いま」振り返ってみて、どんな選手だったと思いますか?

冷静に自分と現実を見ていた

こう見えて高校受験に備えて勉強してたんですよ(笑)もちろん、当時の一番の夢は高卒プロ。ただ、現実は難しいだろうとどこかで思っていました。だから、プロになれなかった時の自分も考えてできる限りの文武両道に努めていましたね。

ーすごい大人な考えですね、、!自分で考えてそう努めてたんですか?

勉強に関しては、親にやりなさいと言われてやってました!(笑)プロがダメだったら、明治大学を目指そうと思って。そこからは率先してやりましたし、その目標を持つ前から口酸っぱく勉強をするよう言ってくれていた親には感謝してますね。

 

ーサッカーについてはどうでしたか?

中学校では陸上部に所属して、夜にジュニアユースの練習に行ってました。小学校の時に、努力が大切ということを学んだはずなのに、トントン拍子でうまくいきすぎて自主練とかしなくなった時期も正直ありましたね。でも、一番の目標はプロに行くことだったのでどこかのタイミングでそんな自分を正しましたけど。軌道修正できたのは、小学生の時に目標をもって人一倍努力して目標を達成できた成功体験があったからだと思います。

ー努力の先に夢の実現があることを身をもって学んでたんですね。ユースを卒業後、夢のプロ入りを果たしましたが、その時のことを教えて下さい。

気づいたのは、プロになることが最終ゴールになっていたこと

中村俊輔選手に憧れて、プロになりたいと一心に頑張って手に入れた夢でした。当時は、それが正解だと思っていたし、そのために誰よりも努力してきた。でも、夢を手に入れて気づいたのはプロでどうなりたいか、どう活躍したいかまで描けていなかった自分がいたこと。プロで活躍し続けるためには、プロになることは通過点でなければいけなかったことを痛感しましたね。だから、僕は2年でプロの世界を離れ大学へ行くことにしたんです。

品川CCへの入団

ー大学在籍中に他のクラブチームからのオファーもあったと伺ってます。なぜ、品川CC(社会人サッカークラブチーム)を選んだんですか?

プロになることがゴールだった過去の反省を活かした選択

カテゴリー的には品川CCよりも上だったけど、今後の人生を考えたときに僕の描く未来には品川CCのビジョンやクラブ理念の方が合っていると思い入団を決めました。社会人になって親に経済的に迷惑はかけられないと思っていたのもありますね。プロになることがゴールになっていて、そのあとの活躍を描けていなかたゆえに、夢を手に入れたにも関わらずその世界で大成できなかった過去を繰り返さない選択だったと思います。

 

ー社会人とサッカーの両立を選んだタイミングと反省をどう活かしたのか具体的に教えて下さい。

就職活動は、大学4年生の1月までしていなかったです。やっぱりプロを目指す自分がいたというか。そんな時に、ギラヴァンツ北九州時代の友人の紹介で吉田さん(GM)に会いました。品川CCの目指すところやクラブビジョンを聞いて、当時の自分に対しその道(プロの世界・社会人とサッカーの両立)を手に入れた後、どうなりたいかを問いましたね。それを考えたときに、より鮮明に描けたのがプロサッカー選手よりも、社会人とサッカーを両立する自分でした。それが答えだなと。その答えに対し、僕が活躍できそうな企業を紹介して頂き、実際に入社でき「いま」を手に入れられている。吉田さんとの縁や恩も入団や「いま」もサッカーを続ける理由一つになってます。

ーまさに過去の経験を活かした選択ですね。夢を手に入れることはあくまでも通過点で、大切なのはそのあとをどれだけ描けるかでその世界で大成できるかが変わる。どの世界においてもそうかもしれないですね!

社会人とサッカーの両立

同じ企業に勤め、品川CCにも在籍する可愛い後輩、弓人(#14| 寺田弓人)との一枚

 

ー現在、ビジネスマンとしても大活躍とのうわさを聞いてます、、!ぜひその活躍ぶりを聞かせて下さい!

当時の最年少・最速記録での課長昇進

入社3年目で課長の役職を頂きました。「いま」は、6人のメンバーをまとめる課長として日々奮闘しています(笑)振り返ると、入社1年目で金賞を頂いたのが大きかったですかね。「金賞を取り続ける橋村さん」に見合った結果や振る舞いをしないとっていうのが原動力になって「いま」があるのかなと。肩書にふさわしい自分でいるための努力をしてきた気がします。でも最近、これって自分の弱さでもあるなと思っていて。肩書がなくても頑張れる自分になりたいと思ってます、、!

 

ーなぜ最年少・最短でその役職を手に入れられたと思いますか?

サッカーで得たメンタルと思考・プロで活躍する仲間の存在

サッカーに限らず、スポーツを一生懸命にやってきた人って忍耐力や継続力というものを兼ね備えていると思います。仕事中ってうまくいかないこととか日常茶飯事で起こるじゃないですか?そんな時に僕は過去の罰走を思い出して「あの時と比べたら…」と思って乗り越えられていますね!笑。ちなみに、その中でも取られた点数×10本を提示されたことがあって。結局、8-0で負けたんですよね、しかも真夏に。その時の罰走に勝るような辛さはまだ仕事中ではないかもしれないです(笑)当時は辛かったかもしれませんが、この経験で得られた忍耐力が「いま」仕事の中にすごい活かされていると思います。あとは、結果や成果を出すことの対価が報酬である。これは、サッカー選手とビジネスマンに共通して言えることだと思います。結果や成果を出すためには、自分自身の成長は必要不可欠だと。じゃあ成長ってどうやってするの?って考えたら、「いま」の自分は何が出来ていて何が不足しているのかを考え、出来ることを伸ばし不足している部分を補うようような行動を起こしていくことで人は成長していくことをサッカーを通じて経験できました。この考えに基づいて行動に落とし込むプロセスは、サッカーをやる中でできるようになっていたし、社会人になってからも違和感なく実践できていますね。

 

ー活躍の背景には、サッカーのキャリアが最大限に活かされているんですね!では、仲間の存在とはどういうことでしょうか?

ビジネスにおいてはプロで活躍する仲間よりも一歩先を歩んでいたい

僕がサッカー全盛期だった時に試合に出れていなかった仲間が、いまプロでめっちゃ活躍してるんです。テレビで頑張っている姿を見て、すごいなぁと尊敬しつつもやっぱり悔しい気持ちもあって(笑)それが、いい刺激になってビジネスにおいては負けられないと100%以上の力を発揮できているような気がします。今でも交流のある選手とは、将来一緒にビジネスをしたいなぁって話もしてて。彼らが現役を引退してビジネスをしたいってなった時に、「いま」僕が社会人として学んでることや得ているものを活かして、彼らを少しリードしながら一緒に事業できればと思っています。

 

ーサッカーでもビジネスでも変わらずやっていることってありますか?

常に言われたこと+αの行動量

腕立て10回って言われたら11回するとか、テレアポ100件って言われたら110件かけるとか(笑)1日で考えるとすごく小さいことかもしれませんが、この積み重ねが数年後周りとの大きな差になるんだと思います。それと、これを実践するには、シンプルに人よりも時間を効率よく使わないといけないんです。この+αを担保するために隙間時間を活用したり、スケジューリングの際に工夫したりと、気づけばタイムマネジメント力もつきましたね。吉田さんはもちろん、品川CCには時間を有効に使っている人が多いんですよね。そういった人たちと比較するとタイムマネジメント力はまだ伸ばせる力だと思うし、もっと出来るようになれば+αで使える時間が増えるので、真似できることはしていこうと思ってます!

ー小さな積み重ねって結果が見えない分、多くの人が途中で諦めちゃいますよね。この話でいろいろ自分の行動見直そうと思いました、、!ありがとうございます(笑)

これから

ー品川CCの選手として成し遂げたいことはありますか?

セカンドチームの昇格に貢献する

「いま」の自分がいるのは吉田さん、そして品川CCのおかげだと思います。恩返しと感謝の気持ちも含めセカンドチームの昇格は実現したいですね。余談ですけど、自分を律する意味でサッカーを全力ですることでの体形維持にも努めたいです(笑)

 

ー品川CCに在籍する選手の中では、中堅以上のポジションになっていると思います。今期入団した選手、若手の選手に対して何かメッセージはありますか?

良きお兄ちゃんとしてどんどん絡んできてほしい

社会人サッカーだからこそ、過去のサッカーキャリアとかスキルで遠慮することはない。もちろんチームが強くなるために経験してきたことを伝えていきたいと思っているし、時にはリアルな厳しい話やアドバイスを投げかけることもあると思います。ただ、そこで若手の選手が恐縮してしまうのはチームにとって良くないことなので、僕からも陽気に絡んでいきますし、みんなからも絡んでもらえたら嬉しいですね。中堅だからこそ試合でもチーム作りでも貢献していきたいとは思ってます。

ー怪我で離脱していた期間がありましたが、復帰してからのいろんな意味で存在感を放ってますよね(笑)今シーズンは、よりチームのお兄ちゃん的ムードメーカーとして、サッカーでも仕事でも活躍してくれることを期待してます!

インタビューを終えて

ー今回のインタビューはいかがでしたか?

品川CCの中での自分自身の在り方や存在意義について考えることができたので、とても有意義な時間でした!自分が今まで経験してきたことをアウトプットする場として自分のためにもなった気がします!

 

ー改めて、今シーズンの意気込みをお願いします!

今はコロナの影響でチーム活動は自粛してますが、再開したときに今まで以上の橋村祐太を見せられるようにパワー貯めときます(笑)
引き続き応援よろしくお願いいたします!

プロフィール

橋村祐太

生年月日:1991/09/10

出身地:東京都

経歴:

横浜サッカークラブつばさ

横浜FC鶴見ジュニアユース

横浜FCユース

横浜FC

ギラヴァンツ北九州

横浜FC

桐蔭横浜大学サッカー部

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