2020年6月14日 17:55

【キャリアデザイン部】選手インタビュー~工藤将太朗~

はじめに

こんにちは。

キャリアデザイン部です。

少しずついつもの日常が戻ってきて、ここ数ヶ月を振り返ってみる時間を作って気づいたこと。いくつになってもチャレンジはできること、またチャレンジは成長や学びを一番感じられる機会だと。

今回のインタビューは、クラブやサッカーを通じて自分の人生と向き合った結果、「いま」新しい一歩を踏み出した工藤将太朗(#26| 通称:しょうたろう)選手です!

試合前の全選手・スタッフへのハイタッチは将太朗の代名詞。トップ・セカンドの選手、またスタッフに対する分け隔てないコミュニケーションは、単なるじゃれ合いではない。

そんな将太朗が、仕事において新しい選択をした「いま」について語ってくれました!

サッカーと等身大の自分

ーご自身の転職や品川の活動再開の兆しなど話題がたくさんですが、「いま」どのくらい充実感を感じていますか?

90%かな。新卒から4年勤めた会社を退職し、いろいろ考えた上で自分自身で選択した新しいチャレンジへのモチベーションが大きいね。足りない10点は、人数制限や行動に制限があっての活動再開になるので、以前のようにみんなと思いっきりサッカーと向き合えないことかな。直接会うことでしか感じられない熱量とか温度感がモチベーションになったりするんで。

ー早くいつもの日常が戻って、将太朗の充実感が100%になって欲しいですね!

本題へ

ー社会人になっても続けるサッカーの魅力って何ですか?

競技に対する魅力っていうよりも自分自身をより探求し追求できること

人それぞれいろんな経験を通じて自分自身と向き合う機会があると思うんですが、僕にとってはそれがサッカーだったって感じですね。始めたきっかけは、兄貴がやったのを近くで見たり応援してたところから、もの心ついたときにはボールを蹴る側になっていたってくらいなので。ぶっちゃけ幼稚園の頃はジャニーズに入ることが夢で、小学校の時は東大に通いながらサッカー選手をすることでした(笑)サッカー選手だけを夢にすることがなかったのは、どこかでサッカーというものをそう捉えている自分がいたからかもしれないです。

ージャニーズは面白すぎです(笑)サッカー選手だけを夢描いた時期は、一度もなかったんですか?

プロになる夢を描く反面、現実的で冷静な自分

高校生になってからは、プロになりたいっていう気持ちでサッカーをしてました。日本代表にも選んでもらえたり一番プロを身近に感じていた時期でした。余談ですが、その時大剛さん(#18| 渡邉 大剛)と会っていたんで、品川CCでまさかの再会って形になりましたね(笑)でも、プロに行けるか行けないかが決まる高3の夏、僕への回答は「保留」でした。夏休み期間中にプロのチームに合流して、その評価で最終的な回答を出すと言われて。チャンスをくれたことには感謝していますが、僕はその場で「大学に行きます」って答えましたね。

ーチャンスを掴みに行こうとは思わなかったんですか?

熱量をもってサッカーをやってはいたけど、サッカーに限らずふと冷静に先々を考えて現実的な選択と決断をしちゃうんです。サッカーで強い大学入るために中学受験もしたくらいで(笑)「保留」って言葉を受けたときに、冷静になっちゃったんですよね。このままもしプロに行けたとしても3年くらいでクビになって終わるんだろうな、って。

大学サッカーから社会人サッカーへ

ー大学卒業後、品川CC(社会人サッカークラブチーム)を選んだのはなぜですか?

吉田さん(GM)の一言で発動した根っからの負けず嫌い

僕、大学卒業後約2年間サッカーはほとんどしてないんです。燃え尽き症候群というか。プロの道が厳しいとわかったときに、サッカーへの熱が冷めちゃって。「いま」思えば、負けず嫌いの性格と、プロに行く同期への嫉妬心がそうさせてたんだなって思います。ボールさえ蹴りたいと思わなかったし、スパイクもウェアも全部捨てました。一方で、自分からサッカーを引いたときに何もないっていう虚無感でいっぱいでした。アルバイトとかで社会経験を積めなかった理由を、一生懸命やってきたサッカーのせいとかどこかで思ったりしてたかもしれないです。

ーこの話は意外でした、、!そこから品川CCに入団するまでにどういった経緯や心境の変化があったんですか?

ただ、同期の所属する社会人サッカークラブチームの助っ人には行ったりしていて。そもそも、サッカーをやるなら本気でしたいと思っていたってのもあったので、社会人サッカークラブチームでそんな熱量でやってるところなんてないと思い込んでましたね。そんな時に、大学の後輩の翼(#30| 伊池 翼)に誘われて日体との試合に品川CCの助っ人として出たんです。そこで、社会人サッカーのイメージが変わりましたね!シンプルにみんな上手かったです。試合が終わって、吉田さんから「うちのチーム来ない?」って声を掛けられて。ただ、その場で返事するつもりもなかったので「考えときます」って言ったんです。そしたら、吉田さんが「本気でチーム強くするから、中途半端な気持ちだったら来なくていいよ」って。普通にびっくりしましたけどね。誘っといてそれかい!って(笑)そこで、逆に火がついて本気で入団を考えるようになったので、もしかしたら吉田さんの策略にはまったのかもしれないですね!笑

 

ー将太朗の性格を分かった上でのコミュニケーションだったかもですね(笑)でも、そこで入団は決意しなかったんですか?

そうですね。その次に見に行った試合が合って、そこで決めましたね。

ーその試合に入団を決意する何かがあったんですか?

品川CCの中で成し遂げたいことと自分の役割が描けた

YSCCとの試合だったんですが、6対3で負けたんです。僕が見てる限り、守備がボロボロでしたね。そんなチームだったからこそ、可能性しかないなと。僕が入ることで、少しでもチームが強くなるような立て直し役ができたらと思えたのが一番のきっかけです。

 

ー実際に入団しての品川CCの印象はどうでしたか?

シンプルに熱量のある集団

日曜の夜の試合って、後半になったら明日の仕事のことがチラつくんですよ(笑)それを、チームメイトに話したときに返ってきた言葉が衝撃的で。「起きるのはだるいけど、仕事はいやじゃないかなぁ」って言われたんです。当時の僕のモチベーションは、週末にあって、仕事にはなかったんです。そこで、サッカーも仕事も全力って掲げるチームにいる自分を改めて考えるようになりましたね。サッカーには熱量をもって向き合えるのに、仕事には何でこの熱量で取り組めないのかって。

ーモチベーションも含めてサッカーも仕事も全力の意味を考えたんですね!それが、今回の転職にも繋がるのでしょうか?

そうですね。品川CCのチームメイトの影響は大きいですね。

チームメイトから得た刺激と転職の決意

ー転職をするにあたって、考えたことを具体的に教えて下さい。

誰かが120%輝くために必要不可欠な存在(会社・個人)かどうか

前職では、なかなか業務の中にこれを感じることが出来なかったんです。結論、これが僕の熱量の源なんだと。過去を振り返った時に、誰かが輝くサポートの役割を担っていた時こそやりがいを感じて、自己肯定感や自分がここにいていいんだという認識に繋がっていました。

ー例えば、どんな時ですか?

MVPを取れないとき(笑)

自分よりも弓人や裕也(周りの選手)が輝けるプレーをして、彼らがMVPをもらっていることが嬉しいんです。ただ、これって受け身と捉えられることと隣り合わせで、受け身と捉えられたら評価に値しないってこともサッカーを通じて学びました。高校生・大学生の時も同じ考えを持っていたんですが、その時は、自分よりもうまい周りの選手が目立てばいいという考えで「うまい選手への遠慮=周りを輝かせること」って都合よく使ってましたね。最終的に、コーチにこの考え方や行動を指摘されて。その時に、周りにベクトルを向けて自分自身と向き合うことから逃げてたかもしれないって、初めて本当の意味で自分と向き合うことをしましたね。

ー周りを輝かすという点ではずっとブレてないと思うんですが、当時と違う点でいえば何なんでしょうか?

能動的に周りを輝かすということこと

相手の能力やスキルに物怖じして、主導権をすべて相手にゆだねることって無責任だなって気づいたんです。まずは、あらゆる立場の相手を理解するということを自ら始めましたね。一つ一つの言動から相手が求めているものを考え、それをもとにプレーに落とし込む。状況に応じて、味方にかける言葉も選ぶようにしています。考えた上で行動に移すってことは、少なからず自分が主語なので受け身でないプレーになるんです。それは、選手だけでなくスタッフ陣やマネージャーたちに対しても同じだと思ってて。だから、僕は試合前に必ずスタッフ・マネージャーとハイタッチをするってことを決めてるんです。試合の日って、どうしても選手にスポットライトが当たりがちなんですが、僕が一選手としてハイタッチをしている時には、いつもサポートしてくれているみんなにもスポットライトが当てられたらと思ってやってます。

 

ー全員とのハイタッチにはそんな思いがあったんですね!それは素直に嬉しい、、!では、次の仕事は相手にスポットライトを当てることで評価されるお仕事なんですか?

そうだね。そこにフォーカスすることで、会社の目指すビジョンが達成される感じの仕事かな。多種多様な考えを持った人たちがいる中で、自分の考えに近しい考えや目標をもった仲間や組織って熱量をもって取り組むための必要条件だなって。品川CCで熱量をもって活動できたのはこの条件がそろっていたから。前職でそこまで熱量を持てなかったのは、何かが欠けていたから。品川CCという熱量を存分に持って活動できる場と同じ熱量でサッカーに向き合う仲間がいたからこそ気づけたことだし、転職の決断ができたんだと思います!

これから

ー新しい職場、環境でどのようなキャリアを描いていますか?

仕事を全力(100%)でやっていると胸を張って言える人になりたい

世の中、企業・職種・肩書によっては、年齢が上がれば入社当時みたいにがむしゃらに働かなくても、その時よりもいいお給料がもらえるところだってあると思います。でも、僕はそうなりたくないんです。きっと、恐怖心に挑戦心が勝ってチャレンジすることでしか得られないものがあると思っていて。例えば、誰かの背中を押すときの言葉に重みとか。子どもが出来たときに、チャレンジしたいってことに対し自信をもって背中を押せる父親でありたいから、僕はいくつになっても全力で働くビジネスマンでいたいかな。

ーかっこいいですね!品川CCでのこれからはどのように考えていますか?

違う立場や組織の橋渡し役をしたい

品川CCには約70名の選手・スタッフ・マネージャーがいますよね?チームもトップとセカンドで分かれてて。人数が多くなればなるほど、価値観は多様化する。一方で、コミュニケーションは希薄になっていくんですよ。だから、思ってることがあっても言うことを諦めて、モヤモヤを抱えたままプレーしちゃうこともあると思うんです。僕は、どれだけ人数が増えても品川CCにはそんなチームになって欲しくないなと。品川CCには、社会でいう縦の繋がりが凝縮されているって良さがあります。会社では、社員から役職者までの道のりって相当あると思うんですが、それがここでは自分次第で早々に経験できると思ってます。僕がしようとしている橋渡し役って信頼を得て人を動かすポジションに似ているなと思います。「将太朗が言うなら…」って信頼関係をチームメイトと築けていい方向に動き出せば、きっと会社でも同じことが出来るはずで。品川CCでは、そういった役を担いながら自分自身も成長していきたいですね!

さいごに

ー今回インタビューを受けてどうでしたか?

なんで自分が何故その行動を取っているのか、後から考えると無意識なものでも何かしら意味を持ってやってるんだなって思いました。その意味を後付けでも知ることでより自分を知ることができるんだなと。今後自分をより知るためには、自分の中でインプットしたものを今回の企画のようにアウトプットする機会を増やすことだと思ったので、積極的に発信することをしていきたいですね。

ー改めて、ファン・サポーターに一言お願いします!

やっとチームとして再開の一歩踏み出すことができたので、ここからはチームに関わる皆さんと一緒に関東まで走り抜きたいと思います!引き続き応援よろしくお願いいたします!

プロフィール

工藤 将太朗

生年月日:1993/06/20

出身地:埼玉県

経歴:

川越ひまわりサッカークラブ
大宮アルディージャジュニアユース
大宮アルディージャU18
明治大学体育会サッカー部